思い込みは自分を縛る見えないロープ

こんにちは。

深層心理コンサルタントのテルミです。

一気に夏の気温になりましたが、体調お変わりありませんか。
体が急激な気温変化に慣れていないので、水分補給をしっかりしながら無理をせずに過ごしましょうね。

さて、前回、思い込みに氣がついたことに触れましたが、こんな動画があります。

馬さんの調教には、先ずはお世話をして馬さんの個性を知りながら信頼関係を築き、1つの動作を覚えたら、その習慣付けた動作を基にして新しい動作を加えて教え込むことになります。

そして、この女性がしている動作は、馬さんのお顔に面繋(おもがい)を装着するしぐさです。この面繋に、調馬索のロープを繋いで調教したり、最終的には手綱を繋ぐことになります。

そのために、実際にはないのに面繋(おもがい)を装着して、調馬索のロープを引く動作の“ふり” だけで、馬さんがついてくるかどうかは、信頼関係が出来ているかのチェックにもなるようなのですが、違う視点から見ると、刷り込みが完成しているかどうかのチェックなのですよね。

私たちも、躾として親から言われてきたことや、学校の先生や友達から言われたこと、読んだ本に書かれてあったことや、マスメディアから流れる情報など、日々たくさんの刷り込みを無意識のうちに行ってきています。

私はセラピストの勉強を学び始めた頃は、この思い込みや刷り込みが山のようにあったことに驚きました。(そりゃあ、生き辛さを感じるはずです。(苦笑)) この思い込みや刷り込みの手放しは、今でも頻繁にチェックしていますし、視点を変えることで「あぁ~、これ思い込みだなぁ」と、氣がつきやすくもなりました。

また、人を相手にするので、コンサルテーションに関しても使用するテキストに関しても、テキストではあるけれどマニュアルではないのです。

一般的に多くの人に当てはまると言うだけで例外は当たり前ですし、そして、テキストに書かれていることが絶対正しいというものでもありません。

これまで受けてきた学校教育では、正解か間違いの2択しかなくて、自然と知らない間に誰かの都合の良いようにコントロールされているのですから、いざ、「理念に沿って自由にやって良いよ」と言われると、不安で不安でたまりませんでした。

落ち着ける何かにしがみつきたくなるような感覚がありましたが、センタリング(自分の中心に定まる)の感覚が分かるようになると、それまでの状態が自分らしくいれなくて窮屈だったことに氣がつきました。

思い込みや刷り込みの中にいる時には氣がつけないのですよね。

そこから抜け出た時に氣がつきます。
そこから抜け出すには、肉体をもっているのですから、実際に行動して体感することが何より助けになるでしょう。

そして、視点を変えてみることです。

あなたを縛る見えないロープは、あなたの可能性を制限しています。
出来ることから、小さなことで良いので行動してみましょう。
氣がついたら見えないロープは外れていることもあります。
一気に全部外そうとせずに、外しやすいものから外してみてくださいね。