10月10日牡羊座満月は過去を癒し本来の自分に戻る時

こんにちは。こんばんは。

心身共に健康で、精神的に自立して自分らしく人生を創造するサポーターのテルミです。

 

10月10日5時55分に牡羊座で満月を迎えました。

満月なので、感謝と手放しのタイミングですね。

今回の満月で特徴的なのは、牡羊座の月にキロンが重なって、向かい側の天秤座の太陽には金星が重なっています。

 

キロンには、「魂の傷」「心の傷」「傷と癒し」というキーワードがありますが、そのキロンが、潜在意識、母性の象徴とされる月と重なっています。月は人生に当てはめると0歳から7歳頃の私たちの心が安定する土台を作る年齢に対応しています。

 

牡羊座は、12星座のサイクルのスタートの星座で、人間が産声を上げて生まれてきた感じです。これから生きていくための大きな潜在力とパワーを持っているエネルギーに溢れた時期で、「私は私」という意識、自分自身を立ち上げる力を持っています。

 

その牡羊座にキロンと月の重なりです。

この時期、自分の内側の子供(インナーチャイルド)と向き合うことを経験する方もいらっしゃるのかもしれません。

また、これまでずっとインナーチャイルドをケアしてきた方もいらっしゃることでしょう。

 

キロンで表される傷は、過去世があるとするならば、過去世から持ってきたものであっても、今世で癒す・治すことが出来る傷も表しています。

月とキロンの重なりは、幼いころに思ったように「受け入れてもらえなかった」「愛されなかった」「認めて貰えなかった」「拒絶された」などのように、自分が安定出来る居場所を見つけることが難しく感じたり、人生に安心感を持てないような経験をしている可能性を表すこともありますが、自分で自分を愛し育てることと取り組んだり、その経験によって成長することが出来るように決めてきているのですから大丈夫なのです。

 

そして、その向かい側には、天秤座に金星と重なっている太陽があります。

天秤座は、バランス感覚に優れ人間関係だけでなく何事にも距離を測りバランスをとろうとする姿勢を示します。天秤のように右か左、これとそれ、あちらもこちらも、私もあなたも、程々に上手に距離をとってバランスをとる。

金星は愛と調和の星で、太陽は自分らしさ、自分の進む方向を表します。

 

今回の配置は、キロンと月の重なりに太陽と金星の重なりが向かい同士になっているので、

太陽の位置している天秤座の質である程よい距離感とバランスをとろうと意識しているけれど、キロンの示す傷に蓋をしたり見ないようにする傾向や、金星が示すパートナーや大切な人にその傷を投影して、パートナーとの関係性に不安を感じたり、拒絶されるのではないかという恐れを感じやすい傾向がるかもしれません。

ですが、そのような刺激を感じているならば、太陽に重なる金星のもつ愛で、あなた自身をありのまま先ずは受け入れてみましょう。

 

「こうあって欲しい」自分ではなくて「ありのままの自分」を受入れることで現状が変化し始めますよ。今世の取り組みを示すドラゴンヘッドに変革の質を持つ天王星が牡牛座で重なっています。

あなたが、見る必要のあることを観る、探究することで何らかの気づきを得ることが可能です。それは、きっとインナーチャイルドを癒すことになるのでしょう。

火星と土星というパワフルな星が、真のあなたの土台を作る助けになるでしょう。

 

キロンの周期は約50年なので、あなたのインナーチャイルドが傷ついた経験があるとするならば、それは、相手がいたとしてもその人のせいというよりも、その時代背景や社会環境が大きく影響していることでしょう。

 

よくあるケースとしては、親自身もその親に同じように育てられて、子供への接し方が分からなかったりするなど、世代を超えてパターン化していたりするものがあります。

高度経済成長であれば「良い成績で良い会社に就職して」というような概念であったり、古い価値観では「親は絶対的な存在(特に男親)」となり、出来て当たり前で褒められることは少なく、親のいう事を聞けと、高圧的に命令ばかりされたり、あるいは、世間体を気にしていたりする場合にも子供への影響が大きくなります。

 

ですが、その経験を通して癒していくことで、より高次な精神的な成長と自立へと導かれていきます。

 

今回の牡羊座の満月は、過去の痛みの経験と長い間向き合ってこられた方は、そのような経験をした自分、そして、これまで向き合ってきたご自身を認めて、ありのままを受け入れてみましょう。

そこに、何らかの気付きがあるはずです。

今のあなたは、過去の痛みを力に変えて本来の自分に戻り、自分の人生を生きる準備が出来ていることでしょう。

 

今現在も向き合っていらっしゃる方は、本来、あなたはその傷を持ちながらも、自分の人生を生きる力を持っているのです。

癒すことばかりに夢中になって、癒されていないから今の自分ではだめなのだと思っているのならば、何らかのメソッドよりも、先ずは、現実世界のなかで、あなたが満たされていることに意識を向けてみましょう。

「今日を無事に過ごすことが出来た」

「美味しいご飯を頂くことが出来た」

「おやつに食べたお菓子が美味しかった」

「当たり前にしていたことで、○○さんに感謝された」

など、どんなことでも構いません。

あなたがあなた自身で在ることで満たされていることを感じてみませんか。

あなたの内側には、あなたが経験したことを生きる力に変える才能を持って生まれています。

「こうありたい自分」ではなく「ありのままの自分」を受入れて、向き合ってみましょう。

そうすることで、本当にあなたが求めているものが何なのか見えてくる可能性がありますよ。

 

いつもお読み頂きありがとうございます。