怒鳴られる側の影響(大人)と対策

成長していく過程で理不尽なことで叱られたり怒鳴られたりする機会もあります。

子どもの頃は、特に親や各種の先生などによるものが多いのでしょうが、大人になると、クレーマーと呼ばれる人たちによる理不尽なクレームやハラスメントなどの機会が多くなります。実務的な対処方法は、ネット検索をすれば沢山情報がありますので、参考になさってみるとよいでしょう。

 

最近では、HSP(Highly Sensitive Person)と言われる生まれつき非常に感受性が強く敏感な質を持った人についても話題になってきています。

この感受性の強さも強度が様々ですが5人に1人の割合で見られると言われています。

HSPの研究者であるエレイン・N・アーロン博士の許可を得た日本語のサイトもあるので、興味のある方はご覧ください。((日本語)The Highly Sensitive Person )

これは病気と診断するようなものではなく、生まれつきの特性ですので、個性として受け入れて自分なりに対応していくことで日常生活で対処しやすくなり、また、自分の特性を生かすこともできます。HSPであることにとらわれる必要もありません。

 

敏感さや繊細さがあるがゆえに、怒鳴り声や、音量の大きな音を聞き続けると疲れたり、自分と相手との距離をとることが難しく感じたり、感覚が敏感なので人よりも刺激を感じやすかったりなど様々な特性があります。そして、外側の反応に引っ張られやすくなります。

このような特性を持っていることを自分が認識することができると、無理に頑張る必要のないことがあることも確認できるので、生きやすくなります。

 

例えば、怒鳴り声や大きな音を聞き続けなければならないような状況にいるならば、その場から離れることが一番簡単ではあります。

だた、そうも言っていられない場合がありますので、どのような対処が出来るか記載します。

 

私の場合は、中程度のHSPで、先のサイトのチェックリストのほとんどに当てはまります。

過去の私の場合は、もっと生きることに困難さを感じていたのですが、セラピスト・コンサルタントの勉強を進める中で、意識を自分の内側に向けることや、「今ここ」に意識を向けること、センタリングすること、本来の自分自身とつながり自分らしくあることを意識することができるようになり随分と生きることが楽になりました。

 

オーラソーマ®コンサルテーションで選んだボトルの色を通して自己を見るとき、そこにどのような質を持っているのかが確認できるので、HSPであると知らなくても、必要な対処ができていました。ですから、HSPという言葉を聞いたとき、ただそういうものだという概念を知っただけという感覚で何も私自身は変わりません。

 

その選んだ色の持つ質と選んだ人の傾向を見ることで、今はどのように対応することが必要でそして、どのように対応することが出来るのかを見る事が出来ます。

これは、HSPだからということではなく、その人の個性としてありのままを捉え、ただその人の持っている質と才能、可能性を活かすだけなのです。

この対応は選んだ人の色と全体的な傾向によって変わります。

 

そして、病気ではないので、治すということではなく、意識を変えることやできる対処していくことで、困難さを軽減し自分が生きていくために必要な性質、才能として捉え生かすことができるようになります。

 

先ほど記載したように、怒鳴り声や大きな音を聞き続けなければならないような状況にいるならば、その場から離れることが一番簡単ではありますが、それが難しいとき、意識を内側に向け自分の中心に定まることをします。ただ、これには練習が必要なので、先ずは、『自分は自分、人は人』と、自分のスペース(領域)を確保しましょう。それも難しい時は、物質的にこの線からこっちは自分の領域というように、何か目印になるものを置いても良いでしょう。

それが出来るようになったら、意識の拡大をして『なんだか怒鳴っているなぁ』と、客観的に眺めます。

そうすると、その人が怒鳴っている背後にあるものの本質が見えるようになります。

この時に必要なのが、繊細さや敏感な感覚になります。

 

先ずは、人と自分とのスペース(領域)を区別して、同調から離れることから始めましょう。

そして、「私は私」と意識してみましょう。

 

また、怒鳴り声などはエネルギー自体が重く強力なので、敏感な人には特にダメージを受けやすいので、自己ケアと対処は必要になります。さらに、相手は怒鳴っているわけではないけれど、怒鳴られているように感じることもあります。

その件に関しては、潜在意識の観点からも対応と活かし方を見ることもできますが、個人によって変わりますので必要を感じた方は、こちらへ

3回に亘ってお付き合いくださりありがとうございます。